『君の名は。』感想

Amazonプライムで見れることを知ったので、せっかくなので見ました。

というか流行っている時期に全然見ずで、内容をミリすら知らない状態。当初はなかなか脳のキャパも厳しい状態で、自分が追っているアイドル声優以外の趣味に手を伸ばすことは難しく。

いまはほぼ無趣味のおっさんになって暇なので、せっかくなのでと思い視聴。

以下、ネタバレ注意です。

まずははじめに。

いい作品でしたね。こういう、恋愛系でかつ滅亡から救う系とは思ってもいなかった!

案外、主人公たちが入れ替わってどうこう、みたいな作品はあるようでないようで。

遊戯王みたいに入れ替わるといっても別人格がお互い認知のもとで入れ替わるのでなく、まったくの赤の他人の二人、それとも男女が外と中身が入れ替わるってのは斬新か?

そもそもなぜこの二人が好き同士になるか、というか本当に好き同士なのかほぼほぼそうである感じはさせつつも確定描写はなかったりする(めちゃめちゃ会いたがってるけど)わけだが。

なぜ好き同士になったかの理由ってあやふやな感じなんよね。瀧くんが先輩を前ほど好きでなくなったところあたりなんやろなあとは思いつつ、なぜどうしては結局よくわからない。

でもここが嘘くさくなくて個人的に好き。多分実際好きになるとかどうって、こんなことがあったからキュン!みたいな感じでなく、よくわからないうちに、という感じがリアルだと思うんで。

しかしここは俺の人生経験が今一つなので(思春期キモオタアニオタ童貞)、感覚論的なものに自信がない。

悲しいなあ。

入れ替わっていながらも、3年時間がずれてた、というのが途中でわかるのがとてもいい。

おお!ってなったなあ。そこに隕石で街が滅亡する話も加えてね。

あと、入れ替わっていたときの内容は夢のようにどんどん忘れていく、ってものもよかったなあ。夢っぽくて。んでもってこれが相手のまずは名前を覚えられなくなって、内容も忘れていくという。

それをつなぎとめるのが組紐、というのがすごいし、なんなら3年前にちゃんと三葉ちゃんが瀧くんに渡しに行ってたのも、それを3年瀧くんがつけ続けてたのもええなって

当然、最後再開することになったとき、組紐してたらあれが三葉ちゃんとわからんかった可能性もあるわけで。

彗星とか口噛み酒とかあのあたり、すっげえ考察班がいそうだがいかんせん昨日始めてみたばっか、なのでそのへんは俺はついていけず。

もう一回、二回みたらなにか気づきそうな気がしなくもない。

ただ、やっぱ全体的に幻想的できれいな感じながらも、ド日常感があふれている、そんな感じは見る前のイメージとは変わらなかった。

中身のストーリーはいい意味で裏切ってくれたわけやけど!

あとあたりまえっちゃあたりまえやけど、瀧くんからみて三葉ちゃんは3つお姉ちゃんになるわけやね。

なんかそれもええね、なにがええかと聞かれたら、それはわからんが……。