ツカレンジャー参上!
「くっ……! 心身ともに疲れている! そしておそらく明日もあさっても疲れる予定だ! どうしたら……」
……助けに来たぞ!!
「誰!? 幻聴!?」
……幻聴ではない。大佐よ、刮目せよ!
ザン!!!!!!!
「あなたは……誰だ……!?」
『やはり見えるようだな、大佐。今のお前は私が見えるんだ。本来私はお前には見えないはず。』
「いや、誰と聞いてるんやから答えてくれんと」
『よかろう。私の名は『ツカレンジャー』! 疲れている人間の目の前に現れる正義のヒーローだ!』
「ツカレンジャー……! あなたは全身赤いの着てはるけど、ツカレンジャーのツカレッド、というわけではない?」
『ツカレンジャーだ。いや、正しくは最近ツカレンジャーになったのだ。この前まではツカレッドだ』
「ということは他にいたの? ツカレイエローとかツカレピンクとか」
『いたんだが、ツカレンジャー自体が解散して私一人になったからな。寿とかGAFAに転職決まったとか家業継ぐとかみんなそれっぽい理由だ。いっそまだケンカ別れとかなら割り切れたが、もっともな理由で俺以外いなくなられるとほんと傷つくし未練しかない』
「なんかごめん……」
『そんなことはいいのだ大佐。私が見えるということは疲れているんだろう。そうだろう』
「ああ……。疲れてますね。そんでもって明日もあさっても多分疲れることになるんだけど耐えられるか心配で」
『案ずるな大佐! 今日はお前に疲れを解消させるためにやってきた!』
「それはほんとうにありがたい。なにするかわからないけど、従いますし抵抗しないんで煮るなり焼くなり好きにしてください。お願いします」
『そうだな……。まずは睡眠時間は8時間とれ。6時間くらいで十分と思っていないか? あと、就寝前のスマホはもってのほかだ! PCもだぞ! ブルーライトがだめなんだブルーライトが』
「おいちょっと待ってくれ。お前そんなぐぐったら一番上に出てくるペラいHPのまとめに書かれてるようなことだけを言いに来たのか? なんかこう、そういうビームとか魔法とかそういう、せめてマッサージ的なやつで今ある俺の疲労をどうにかしてくれるわけじゃないの!?」
『甘ったれてはいけないぞ大佐! そんな方法があればとっくに疲労がどうこういう問題は解決しているだろう! 俺だってそんな方法でどうにかできれば今見たくバイトと兼業で戦隊なんかやらずに済むんだ』
「うわしょうもない! もうわかったわかった。がっかりや。寝るからもう帰ってくれ。もうあんたなんか見たくもないし今後見えなくともいい」
『私をいくらでも憎むがいいが、これだけは最期に伝えておくぞ。最適解はいつも、一見遠回りに見えるものばかりだ。最良の方法はいつも地道なものだ』
「うぜえ。なんというか一言多いタイプなんだよな」
《ウゲゲゲゲ!! 苦労しているようだナ、ツカレッド!》
「誰!? 声きたないな!」
『お前は疲労怪人ファティギュー! あと旧名で呼ぶのは勘弁してくれ!』
《オイ大佐、無能なアイツのことはほっておくんだナ。古来、ナポレオンは短い昼寝を繰り返して短時間睡眠で過ごしてたらしいゾ。それで頭はキレるから寝りゃいいってもんじゃないし、長時間睡眠が疲労への万能薬って考えもあながち全員に当てはまるわけでないゾ》
「おお、お前のほうがすこしそれっぽいこと言ってんな」
『騙されるな大佐! そいつのいうことは聞くな! 適度な運動をして就寝に持ち込むんだ!』
《半端な運動は覚醒の原因になって寝付けなくなるゾ》
『それは……くっ……!』
「おい! なんでお前が負けそうになってんだよ!!」
……お疲れさまです。おおよそ、アラサーが書くような内容の日記じゃなかったです。
電波です。
みなさまがどんな生活を送ってるかわからないですが、今日は火曜日なんで、休みまでまだまだ……という方も多いかもしれません。疲れてますか? どうですか?
俺は疲れてます。
悲しいけど平日疲れた身体にできることってほんと、夜ふかしせずに早く寝るくらいしかないんだよな。
やっぱそれが一番。というか寝不足がつらいよな。昔はなんとか乗り切ったりしたのかもしれないけど、もう今じゃ全然無理。昼にグーグー寝るわけにもいかないし。学生見たく
学生も昼寝ていいわけじゃないか……
ちょっと時間ができたらいろいろと創作進めたいですね。今週末、まずは先週できなかったHPから!!