『しかのこのこのここしたんたん』感想

数ヶ月前に見たものの、感想を残さないと頭から完全に抜けていきそうな気がしたので。

ネタバレというネタバレがあるかはそれとして、一応ネタバレ注意です。

完全なるギャグ作品

キャラクターが女の子だらけなのできらら的な、女の子がかわいい系のソレかと思ったが、本当に純粋にギャグ要素しかなかった。

ほのぼの的な要素もない。むしろボーボボ的な唐突さで溢れている。

他の作品を持ち出すとすると、キルミーベイベーというより、アホガールが近い。

こしたんがすべてのツッコミを一人で担っている。めちゃめちゃ頑張ってツッコんでいるのでツッコミ不足感もない。

こしたん自身も若干恥ずかしい感じのキャラだがそれもまたよし。

シュール系と思わせつつ、完全にギャグ作品の王道の部分は押さえつつ

主にのこたんが原因だが、あまりにシュールがすぎるためシュール系のような感じ持ってしまうかもしれないが、王道おさえたギャグ作品だなと。

あまりにも立ちすぎたキャラクター達に、すべてを的確に突っ込むキャラが1名いる。

これを自分はギャグ作品の王道と考える。つまりはこしたんがこの作品のキーになっているものと自分は考える。

完全やりたい放題ののこたん、古き良きヤンデレ妹のこしあん、のこたんと別の方向でやりたい放題のばしゃめ。この3人をうまくこしたんがコントロールできていないようで、できている。

12話通してめちゃくちゃだが流れが崩壊していないのは、この王道に沿ってやってるからかなと。

という感じで、かなりシュールと思われる作品だが全話通して楽しめた。

あと実写風なタッチのイラストだったり、なんなら実写そのものがよく出てくるのが、ギャグ作品っぽいなあと。

王道おさえておけば設定や流れなんてどうでもいい

王道をおさえていれば、もう設定がめちゃくちゃでも案外問題ない。

キャラクターの学年が上がっていくが、高3になるペース早いなあとおもったら、普通にループに入ったり。

シカ部とは、というそもそもの設定にも疑問を持たなくなる。

設定や流れに太いものが確立してると、めちゃめちゃでもなんとでもなるなあ。

このあたりはキルラキルを思い出す。今期やってる作品ならダンダダンとかかな